餌で釣る手乗りハムスター

ハムスターは臆病です。動かず様子をうかがうことも多く、”固まっている”時は名前をやさしく呼ぶか、そっとしてあげる方がいいと思います。ハムスターの背後又は上方から急に掴もうと手を出すと咬まれることがあります。十分に注意し、前方から匂いを判別できるようにゆっくりと手を近づけて下さい。

トイレットペーパーの芯の中にいるハムスター

極度の近視で視力の問題が大きく、匂いや音、明暗やひげなどで判別することが多いようです。狭い所が大好きですので、トイレットペーパーの芯なども入れてみて下さい。

ハムスター2本足で立って警戒

夜行性で、草食寄りの雑食です。食べ物を自分の巣箱やお気に入りの場所に隠すこともあります。頬袋いっぱいに詰め込む姿はかわいらしいものですが、いっぱいまで詰め込んでもすぐに食べるのはごく少量です。

温湿度計

寿命は2~3年位です。小型種ほど短命な印象があります。健康な子は20~26度の範囲で生活をさせて下さい。高すぎると熱中症、低すぎると疑似冬眠に入り命の危険があります。エアコンのない部屋での飼育はかなり難しいかと思います。体が小さいので、体温のコントロールはハムスター自身では難しいと考えて下さい。日内温度変化も10度以内に抑えて下さい。

砂浴び中のハムスター

きれい好きで、毛の手入れはいつもしています。年に2回、換毛します。長毛種を飼育するのであれば、ブラシなども必要でしょう。砂浴びも大好きですから、数日に一度以上(できれば毎日)、砂場に入ってもらいましょう。器用にぐるっと体を回して砂浴びをします。シャンプーや水を使う入浴の必要はありません。砂浴びがそれに代わります。

砂トイレに入っているハムスター

トイレ用砂場を用意した方がいいでしょう。ケージの隅に置いておくと、そこにおしっこをするかと思います。おしっこはケージ内の四隅のどれかほぼ一か所でしますが、うんちはあちこちでします。おしっこを別の場所、例えばお家の中でしたりすると、体調に異常があるか、ストレスを感じているのかもしれません。

歯の伸びすぎたハムスター

前歯の上下2本ずつは一生伸び続けます。伸びすぎると食事を摂ることもままならないので、定期的にチェックしましょう。木材やプラスチックでできた物(小屋など)を噛んでしまうことがありますが、歯をすり減らし、ストレス解消にもなります。噛みやすいかじり木や、硬い食事やおやつなどを用意するのも効果的です。