鳴き声

モルモットなどはかわいく鳴きながら近づいてくるらしいのですが、ハムスターの鳴き声を聞くという事は、大きな問題があるのとほぼ同じ意味です。

非常に憶病で警戒心の強いハムスターにとって、自ら音を出すというのは一大事。危険に対して反射的に声が出ているか、攻撃的になっていて威嚇している場面が多いのです。

お迎えしてから間もないハムスターに対して、無理に交流を図っても警戒されるばかりだと思います。はじめは時間をかけて、この場所が安心・安全な場所であることを理解してもらうのが一番です。

状況に合わせて鳴き声は違うのですが、鳴き声が聞こえないのが一番でしょう。くつろいでいるハムスターは力も抜けていて、飼い主さんに身を任せるほど安心しているものです。

健康診断

お迎えしてからしばらく経過し、慣れたところで健康診断を受けましょう。寄生虫や他の病気の早期発見にもつながりますし、動物病院との繋がりもできます。あらかじめ病院に電話をして、ハムスターを診察をしているのかを確認し、可能であれば予約もお願いするとよいと思います。

当日は、普段のケージ(掃除前)丸ごと連れて行くと、より良い飼育環境などの指導や助言も受けられていいですね。折角、苦労して連れて行くのですから、専門家から得るものは多い方がよいと思います。

多頭飼い

多頭飼いができるのは子ハムの頃だけでしょう。縄張り意識が非常に強いのです。一匹に対し、一つのケージが基本です。
出産で6~8匹増えますので、繁殖は計画的にしましょう。

ハムスターの警戒心についての個体差

非常に個体差が大きいと思ってください。比較的、体の大きい子はおっとりしているような気もします。
最近人気のジャンガリアンハムスターでも、体を撫でるまでが限界の子から、手の中でお腹をやさしく触ることのできる子までマチマチです。基本はあまり触らない、人間の匂いをつけないようにしましょう。

手の甲ではなく手のひら

ハムスターと触れる時は人間から見て、手のひらが見えることが大事です。顔の前に差し出し、手のひらにうまく乗ってもらえるのが重要です。
普通につかめないこともなくはないのですが、よほど警戒心を持っていない、安全な状態でないとストレスです。攻撃を受けてしまうかもしれませんので気を付けて下さい。

お腹としっぽ

一番の急所はお腹です。人間と同様、皮膚の下にすぐ内蔵があります。喧嘩で内臓まで損傷すると危険な状態になりますし、不用意に触られると、攻撃だと思ってしまうかもしれませんので要注意です。
しっぽは元々敏感ですので、触らないようにしましょう。

砂浴び用砂場

深めのタッパーなどに砂を入れて、ハムスターに入ってもらいましょう。大喜びした動きの速い砂浴び・砂堀りが見れるかと思います。

動物病院

ハムスターを診る病院は犬・猫よりも少ないのが現状です。あらかじめ探しておいて、飼ってから数か月後を目安に健康診断に連れて行ってください。飼育方法で迷ったことなどを専門家に尋ねられるいい機会だと思います。
数年前よりもハムスターを診ていただける病院は増えていると思います。人間の健康保険は使えません。健康診断で数千円。治療では数千から数万円だと思います。検査や薬剤費ですごく負担感がありますので、その点はご注意ください。

しっかり脱走対策

主に金網ケージからだと思いますが、脱走してしまう子もいます。ハムスターは臆病ですが、安全だと判断すると好奇心旺盛になります。一度脱走すると見つかるまで2,3日かかってしまうかもしれません。といっても、何度もケージから脱走されてしまっては、その度に飼い主さんがハラハラすることになるのも困りものです。しっかりケージからの出口はふさぎましょう。

命がけで喧嘩するハムスター

飼育しやすいと思われがちですが、縄張り意識が強く、自分の縄張りへ侵入するものに対する威嚇や攻撃(噛み付き等)もあります。多頭飼いは避け、一つのケージに対して一匹を飼育するべきです。繁殖させたいと思ってもすぐには一緒にせず、お見合いで様子を見るべきでしょう。